制振性振動を吸収する特性の比較
CFRPは制振性が高いことによりさまざまな用途に使用されておりますが、ST-LAYER(CFRP複合発泡成形体)はさらに高い制振性を有しております。ロボットアーム部材、精密部品組立装置、高速回転・移動装置、自動車部材などの制振性・作動性向上に貢献できます。

断熱性各素材との断熱性比較
ST-LAYER(CFRP複合発泡成形体)は発泡体を芯材として使用していますので、断熱性に優れています。自動車内外装材や保温が必要な住設・輸送機器などへ適用が期待されます。
サンプル | 熱伝導率(W/m・K) |
---|---|
鉄(文献値) | 84 |
アルミ(文献値) | 236 |
CFRP(文献値) | 20~40 |
ST-LAYER Bグレード (CFRP2層/発泡ビーズ/CFRP2層) |
0.06 |
ST-LAYER Fグレード (CFRP2層/フォーマック/CFRP2層) |
0.05 |
衝撃音落球試験による衝撃時の発生音比較
金属系材料やCFRP単体においては、衝撃音や打音が大きい特性があります。ST-LAYER(CFRP複合発泡成形体)は、高機能なコア材と最適な積層構成設計によって、発生音を低く抑えることが可能です。さらに、発生する音は、不快な高周波数音ではなく低周波数音とできます。自動車外装材や医療介護機器やロボット部材への適用が期待されます。

X線透過性X線CT画像による輝度比較
同剛性における比較では、CFRP単体に比べ、ST-LAYER(CFRP複合発泡成形体)はX線透過性が良好であり、低い強度のX線とした場合でも明るい画面(高輝度)とすることができ、人体への影響が少ないX線CTなどの医療検査機器を製造することが可能となります。
