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現在、環境エネルギー分野の用途の1つである風力発電に使用される「ブレード」は、軽量、高強度な部材が要望されています。ST-LAYER(CFRP複合発泡成形体)は高強度、軽量性、剛性などの優れた特長を持っており、「ブレード」に適しています。

用途例
風車ブレード
バッテリートレーなど

強度同重量サンプルによるサンプル強度(荷重)比較

同重量で比較すると、金属に比べて200%以上の高強度化が可能です。
金属系材料からの代替だけでなく、新たな製品・部材への展開が可能です。

剛性同重量サンプルによる剛性比較

ほぼ同重量サンプルにおいて剛性※比較した場合、ST-LAYER(CFRP複合発泡成形体)はCFRP単体に比べて約3倍以上の高い剛性を持っています。CFRP層数も10層から4層に減少させることが出来、家電筺体や自動車外装などの軽量化・コストダウンに貢献できます。

※剛性・・・曲げやねじりの力に対する、曲がり(変形)難さの指標

破壊エネルギー衝撃試験による破壊エネルギー比較

CFRPは金属系材料に比べて破壊エネルギーが低いことが課題の一つです。ST-LAYER(CFRP複合発泡成形体)によって、高い破壊エネルギーとすることが可能であり、落下や衝撃を受ける部位や破壊が懸念される用途(自動車、家電筐体など)に適しております。
ST-LAYER(CFRP複合発泡成形体)を使用することで、同破壊エネルギーでCFRPを4から6層分軽減できる可能性があり、成形体の軽量化が可能です。

軽量性(強度)同強度(荷重)によるサンプル重量比較

同強度(荷重)で製品・部材を設計する場合、ST-LAYER(CFRP複合発泡成形体)Fグレードを使用することによって、アルミに比べて60%、鉄に比べて80%の軽量化が可能です。